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「量子革命」の本を読み終えた。
結構ボリュームがあった。 途中、何度も中断したけど、再開して。

量子力学の黎明期を中心とした話。内容はそれほど難しくない、というかそういうもんだと思って理解も半分以下に読み進むんだけど、時系列が前後することと登場人物が多いことが難しくする。
アインシュタイン、ボーア、パウリ、シュレディンガー、ラザフォード…なんかきいたことある名前も多いけど、そうじゃない名前もたくさん出てくる。混乱する。

この本を読むきっかけは量子コンピュータのことをかじりたいと思って。そう思ったのは暗号学から。
暗号は、僕らの生活の中に完全に入りこんでいる。ネットで買い物をするときにカード情報を入れる。ここに、暗号技術。
基本的には「鍵をかけて」「鍵を開ける」、つまりは「パスワードをかけて」「パスワードで開く」こと。それが、情報の内容によって複雑化、高度化する。パスワードを長く複雑なものにすればするほど破るまでの時間もかかり、破られる可能性も減る。今の世界は基本それで成り立っている。
で、これを破壊してしまうのが、量子コンピューターだ。
アナログなたとえでいえば、今の世界は箱に南京錠がかかっていて、僕らは無数の鍵束を持っている状態。一つしか無ければすぐに開くし、時間がかかっても一つ一つ鍵を差し込んでいけば、そのうちに開く。鍵束の多さがセキュリティの高さだと思えばいい。例えばカード決済などであれば引き落としされてしまえばその情報管理は無効になるから、一定時間、守ってくれればいい。鍵束を多くしておけばことが足りる。
量子の考えはこれと全く異なる。さっきの例では鍵束にぶら下がっている鍵は一つ一つ形が違う。だから、一つ一つを試さないといけないが、量子の考えだと「あいまいな形の鍵があって、それを差し込んだとたんに錠前に合った鍵が選び出される」という感じ。「重ね合わせ」という状態で、瞬時に答えが出る、という考え。ここが理解ができない部分になる。理解はできないけれども、そういうこと。

で、そのことが少しでも理解できるかな、と思って買った本なんだけど・・・ねぇ。


それで今から読むのは「四色問題」。今までに何度か、読み始めては途切れてを繰り返している本だ。今回は読破を目指す。
「地図を塗る時に、隣り合った地域が同じ色にならないように塗り分けるには、何色あればいいか?」ということを学ぶ本。答えはタイトルの「四色」あればいいという事なんだけど、それを数学的に証明することが難しくて…という読み物。別に、証明しようと思っているわけでもないから、これも「へぇ〜」と言えればいいかな。


以前に買った本で読み終えてないものもまだいくつかあるし、
「暗号解読」や「宇宙創成」はすでにまた読みたくなってる。
偏った趣味の読書は続く。


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