THE GREATS



東京都美術館で開催されている、

事前の情報とかフライヤーを見ている分には正直それほどの期待はしていない。
例えば、ある作家の作品を集めたものだとその作家の作風の変化とか、知らなかった作品に気づくことがある。
今回のはスコットランド国立美術館の所蔵品の一部を借りてきて展示をしているから、たくさんの作家の作品を見ることができる。
狭く深くか、浅く広くみたいなことだ。
国立博物館という立場からだと思うけど、
前半は地元を描いたものや地元にゆかりのある作家の作品が並ぶ。 エジンバラの辺りの風景、国立美術館が描かれているモノなど。 少し荒れた感じの景色の作品が多く、土地柄を想像させる。
やがて、ルネサンスやバロックなどの時代の作品へと移る。 この辺りは宗教画や肖像画など、いわゆる僕の中で持っている「西洋絵画」というイメージの作品が多い。 宗教画はこないだすこし学んだから、配色、書かれている細かなものが持つ意味などを推察しながら見て歩く。
最後のほうは美術館として集めた所蔵品。 有名な作家の作品が並ぶ。 ドガ、ゴーギャン、シスレー、スーラ、ルーベンス、ベラスケス、エル・グレコ。。。僕でも知っている人たち。 ドガはもちろん踊り子モチーフだが、例の、ステージ脇のあの絵ではない。 ゴーギャンもタヒチを描いたものではあるが、例の、あの絵ではない。
最後のほうは比較的最近の作家の絵がいくつかあって、最後はアメリカの作家がナイアガラの滝を描いた絵で終わる。
で、だ。
ジョン・エバレット・ミレイという作家の作品がいい感じだった。 「古来比類なき甘美な瞳」(Sweet eyes were ever seen)というタイトルだそうだが、元々はSweet Eyes(甘美な瞳)という作品名だったようだ。 前の名前のほうがいいね。
どちらかというと今の人を描いたような感じの画。たたずむ女性の姿を描いたものだが、好きな感じ。描かれている女性に惹かれた。

もう一つは肖像画なんだけど、作者が自分の娘の結婚の記念に描いた作品だそうだ。
フランシス・グラントのデイジー・グラント。
人物もだが服装の描き方が良かった。実際は全身の画で、靴の表現がいい感じだった。

ルーベンスの人物像。 Bigname♪

WEBサイトの中で、結構な数の作品を見ることができる。
復習しとこうかな。
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