嬉しい話、悲しい話

会議のあと、上司と後輩の同僚と飲みに。
会社持ちということで、彼らの好きな日本酒。　ちょっといい銘柄。

その時に色々な話。
四方山にとりとめのない話。　気の置けない仲間との飲みでおいしい日本酒とも相まって、会話が進む。　

その中に、いくつか本質の話があってさ。
で、１番の驚きというか…


ちょっと前の異動で、僕は部長になることがほぼ決まっていたそうだ。
それを、うちの部長がひっくり返したらしい。
「いないと困る」という理由から。

んーーーーーーーーーーー
んーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それってさぁ…
君が頼りにしてくれていることは日頃から強く感じているから、その気持ちには俺は応えるよ。
一方でさ。
俺にも俺の人生なり環境があってさ。　昇格したいという欲はそれほどないけど
今の仕事をいつまでも続けたいという欲はさらになく、できれは異動はしたいんだよ。
定時に帰れるとか、土日の仕事はほぼないとか、それなりに今の部署のメリットはあるけど
そういうのを差し引いてもさ。　もう５０を超えて最後の機会じゃない。　それを、潰さないで欲しかったなぁ…
もっというとそれを言わないで欲しかったかもしれない。
うちも、お袋がいてさ。　もういい年だし、「昇格したよ」って最後に喜ばせてあげたいと思うじゃない。
そういうのも、俺にとっては結構大事なことだったんだけどな…
生涯の賃金だって変わってくるんだし。

その話を聞いて、ついこないだ、その部署で部長になった同期のことがふとよぎった。
「あいつは、俺の代わりか…」と思うと、見るバランスも少し変わっちゃって…

いやぁ、なんていうか、複雑な飲み会でした。　ごちそうさま。



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