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京都贅沢旅 その6

ブリューゲル ブリューゲル ブリューゲル


この宿に泊まろうと考え始めたのはずいぶんと前。
最初は「有名旅館ってどういうものなんだろう?」というシンプルな興味から。 ただ、普通に予約できそうにもないし、そもそも旅館というものは値段が見えない。 泊まりたいな、って考えてもそれは興味の域から超えてはいなかった。

やがて、親父が亡くなった頃。 うちの両親は料理に関わる仕事だったし、僕が生まれたのは佐賀県の温泉旅館で両親ともに働いている時。 「旅館」というものになんとなく想いがある。 その両親に、残念ながら親父には体験させてあげることは叶わなかったが、だったらせめてお袋だけにでも、「有名旅館」というものを体験させてあげたい、と思っていた。

最初の企画は「京都の有名旅館で、おせちをいただく」という考え。 つまりもちろん正月。 自宅でも楽しい正月だが、何もしない特別な正月をプレゼントできないか?老舗の、いわゆる京料理としてのおせちや雑煮を味わえないか?と考え、正月に行くことを画策。 で、もちろんずっと予約で埋まっているし、料金が想像もつかないから、これも見送っていた。

今回、こうやって秋に行くついでに、お袋もそうそう何回も旅行も難しいだろうから、と思って予約してみた♪

宿は。 もちろん古い。 しっかり手入れされているし、変な古臭いにおいもしない。 廊下も広くはなく、天井も高くはない。 一度建物に入ると廊下には光取りも少なく、そこそこに暗い風情。
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部屋は、「八号室」。 なんとなく縁起がいいかな。 帳場のちょうど真上の辺り。 この辺も、一見だと浅い場所なのかもしれないが問題なし。
部屋はそこそこ広く、片付いていて快適。 少しして気づいたが、調度のものなどは屋号にあわせて「ひいらぎ」がモチーフになっている。 かわいい♪

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茶碗、フタ、文受け、奥の小テーブル・・・あちこち。

部屋に入ると抹茶が振舞われた。
やることがない。
食事まではまだ時間があるが、テレビを見るのもなんとなく野暮。 建物探検するわけにもいかない。 で結局は表にでることにした。 気分転換と、夜のお酒の調達。 40分くらい歩いて戻る。
入浴を済ませたお袋と、軽く一杯。 よく飲むわ、この人は。 今日は結構歩いたので疲れさせたと思う。 せめて、この後は部屋でのんびりしてください。

やがて晩御飯。 若い仲居さんが給仕してくれて、華美ではない美味しそうな料理が並ぶ。

蒸しあわびと水菜。 僕のは椎茸に。 手前はゴマ豆腐、イチジク乗せ。 これ旨かった♪
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蓮根しんじょ、鱧には揚げ米?あられ?をまぶして香ばしく。 マツタケまで入ってる♪
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茄子鰊。 いかにも。 付け合せは万願寺。 いかにも。
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栗御飯。 昆布玉が乗っかっているのがアクセント。 なぜ写真が縦に?
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もちろん、写真の料理ですべてではないが、最近食欲に火が付いている僕には少しだけ物足りなかったが、お袋にとっては適量だったようで、堪能していた。 京都のちゃんとした料理。 きっと今までも食べていたはずだけど、改めて味わった。

付き合ってしこたま飲んだせいもあり、早くに布団にはいった。 この布団が結構気持ちよく寝心地がいい。 きっとこういうところもいいものをつかっているんだろうな、って勝手に膨らませながら眠った。



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