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船旅 G-5

ブリューゲル ブリューゲル ブリューゲル

「クルーズ船」。 いい響き。 滅多に乗らない。
船といえば小さいころ。北九州の日明港から関西まで行くフェリーに乗ったことや、若戸大橋の下を通る渡船に乗ったこと、大分空港からのホバーに乗ったことなどを思い出すが、基本的には僕の生活の中にはない交通手段だ。

船は3階建て。
1階がレストラン、2階が通常のスペース、3階はデッキ。 この日は日本人の団体が3つ。 ちょっとやだね、こういうところでの日本人密集は。
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せっかくの船旅なので、デッキにいることにした。 最初、たくさんの人がデッキにいて居場所確保も難しかったが、だんだんと減ってきたので日当たりのいい場所をキープ。 日本から持ってきた、何度も何度も読んだ本を再び読む。 最初の島までは3時間程度らしい。 うん、のんびりとした時間だ。

太陽と、その熱。 涼しい海風。 船の低い音。 人の声も耳に入らない。 暖かく、涼しい時間。 こうやって楽しめばいいのかな、クルージングって。 自分がリラックスしていればいいんだよな・・・快適な環境で、本に没頭してしまう。
時々顔を上げると、岩礁のすぐ脇を船が通る。 わざわざこんなコースにしてくれているのかな? ちょっとわくわくする。
下のスペースに下りていくと、みんな寝ている。 ここは風もないし暖かいしゆったり揺れるし・・・そうなっちゃうよね♪
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3時間少しで最初の島、イドラ島へ。 滞在は1時間強の予定。 船を降りるとき、隣に停まっている漁船を見ると浮いているように見える。 水の透明感がすごい。 写真に収めてみるけれど、伝わらないな、これは。 いいや、自分の頭にしっかり残しておこう。この島は実は結構大きく、停泊の時間は短いので行ける場所も必然と限られる。 港につながるお土産屋やカフェ、そこを通り過ぎた先にある高台、その程度。
「エーゲ海の島」でイメージしていた通り、深い色の青空の下、白い壁の建物、穏やかな気候、なんとなく陽気な人の気配。 ほんの少し歩くだけでも気持ちがたかぶる。 いいな、ここ。 ふと海面を見るとたくさんの小魚が見える。 いいな。
ギリシャに来てからそうなんだけど、猫が結構あちこちにいる。 ここも。 野良なんだろうけど人懐っこく近づいてくる。 いくつか写真に収めてみる。
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※青い空、青い海、白い建物。 この島には車は一台しかいないらしく、交通はロバ。 実は下の方に写っている。

あっという間に時間が過ぎ、船に乗ってそのまま昼食。 ビュッフェはあまり種類はないがおいしかった♪

食べて一息つくころにはもう次の島、ポロス島。 ここは港のすぐそばの丘の上に時計台があるのでそこへ。 やっぱり青い空、白い建物、穏やかな気候。 数枚写真に収めて少し早めに港に戻る。 まだ出航までは15分くらいあるかな。
港におかれているベンチに座ってみた。
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なんていうのかな。
ちょっといろいろ考えた。
自分が、こんなところに座ってのんびりすることができることに驚いた。 どちらかというとせわしなく動いていたいタイプだと思うんだけど、座って目の前の海と向かいの島と、太陽と波を、気づいたらぼーっと見ていた。 時間がゆっくりと流れている感じがした。 何も考えずにいられるんだ。 そのことに驚いた。 なぜだろう?って思ってもう少し座ってた。 目の前の港は、海面から30cm程度しか高さがない。 海が荒れたらすぐに水を浴びそうだが、その低さが見慣れない景色だった。 自分が海の近くにいる感じがした。 砂浜とか、そういうものとは全く違う、海との一体感があった。 目の前の島という景色は人との距離感を適度に感じさせてくれた。 一人でいるんだけど、孤独なわけではない。 そんな、自分にとって都合のいい感覚。 もっと座っていたい。 できれば数時間座っていたい。 人が通り過ぎても、猫が来ても、なんでもなんとなく受け入れて、受け流していくような、ゆったりした感覚。 そんな不思議な感覚を味わった。
・・・何かが少し、自分の中で変わった。
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※この場所のことは忘れない。

次の島はエギナ島。
ここではオプショナルツアーに参加し、島の中央にある修道院と神殿を回った。
この神殿はアフェア神殿というそうだ。 アテネのパルテノンと、ここアフェアと、スニオン岬というところにあるポセイドン神殿をつなぐと正三角形になるらしい。 それがどういう意味なのか分からないが、まぁ、日本でいう「3大なんとか」的なものらしい。 小さな島の小高い丘の上にある神殿につくころにはちょうど日没を迎えることになっていた。 夕日を背に、いくつか写真を。

この島はピスタチオが名産らしく、ピスタチオアイスをいただく。 ・・・ ・・・ 日本で食うピスタチオアイスのほうがうまいと思った。 そっちの方がピスタチオ感が強い。 ここのはちょっとクリーミィというかミルキィ。 ご参考までに。
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船に戻るころにはすっかり日も暮れていた。 1時間くらいでアテネの港に戻り、この夜はそのままシーフードのディナーで終わった。 ・・・シーフードと言っても、蒸し魚が一匹だったけどね。

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※ 船旅でどこを通ったなんて、あまり考えてもいなかったけど、こうやって記録に残すと印象深い。 実際にはスマホの地図を拡大ぐりぐりして何度も見返している自分がいる。。。

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 つけてみました。 
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