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命日

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毎年命日には帰っていた。
GWの最中に死んじゃったりするもんだから、「仕事で帰れない」なんて言い訳はできない。
そう思っていたんだけど、今年は仕事がらみで、この期に出勤があり、結果的には帰れなくなった。

三回忌も済ませたところでもあり、
今年はいいよ、とお袋にも一応了解をもらった。

三年前。
親父がなくなったという連絡は兄貴から来た。
珍しく、電話の向こうで泣き声の兄貴に驚いた。
いつも強気で、無礼で、傍若無人な兄貴なのに
へぇ、泣くんだ・・・
とその瞬間冷静に聞いていた。

親父が亡くなる前日は、帰省していたボクが泊まりの番をする予定だった。
ただ、なんとなく昼間から親父の様子がよくないこともあって、
お袋が今日は泊まり。 体調しんどいなら俺が行くけど
とおふくろに譲った。

その翌日に親父は亡くなった。

勿論、亡くなることを想定なんてしていないから
その夜もある意味普通の看病の夜になったはずだけど
それでも、こうやって亡くなった後では
ボクが泊まっていたよりも、お袋が一緒にいることができたということが、
良かったね
って言えることの一つになった。
それは偶然といえば偶然だけど
今できることを考え、惜しまず、実行しているからそういう結果になったと思う。

できることをやる。後回しにせずに今。
こんな当たり前のことを、親父は死ぬ間際にも改めて教えてくれたのかもしれない。

命日。
今でも時々その日の前後を思うと、こみ上げてくるものがある。
ボクは弱いから、それを笑いでごまかそうとする。
お袋は強いから、ちゃんと涙を流せる。 まだボクは未熟だ。


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