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月食

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月食のことを今更。
普段当たり前にそこにある月が、数時間隠れると言うだけで沸く。
いつもそこにあるものだし、必ず戻ってくるものであっても、沸く。

だったら普段から月を愛で、眺めてればいいのにね、なんて偏屈に思ったりするけど
そんな自分もそれにあわせて踊ってる。


その日は駅から歩いている最中、ちょっと立ち止まって東の空を見上げていた。
スマフォのアプリで、だいたいの月の位置を把握していて
雲がやがて切れるかな?と思いながら雲の塊を眺めていた。
思った通り、雲の端から深茶の球体が現れた。

自分の知っている月じゃないけど
月。

しばらく眺め
写真を撮って
しばらく眺め
家へと戻った。


少しして表に出てみたら月が戻り始めていた。
途端に、興味が薄れていく自分のことが、こいつもなんだかなぁ・・・って
ちょっと気に入らない存在にも思えた。

そんなことを考えている間にも
月はどんどん戻っていった。

2014 月食


人と人との関係も。
近くにいることを、いつもいることを軽んじちゃいけないね。
なんとなく交わしている言葉を、当たり前だと思っちゃいけないね。
そういうときがあることまでは否定しないけど
隠れた月は必ず出てくるだろうけれど
離れた人はもう二度と戻ってこないかもしれない。
当たり前にあることを当たり前と思わない。
それは
家族も友達も恋人も。

2014年10月8日の月食に
そんなことを考えていた。

◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ 

 つけてみました。 
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