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ケロールとテンノー

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調布のたん専門店へ。
気の置けない飲み会。

バカな話が中心なのは言うまでもないこと。
そしてふと、昔の話に戻る。

学生の頃。最後の大会の一つ前の大会。
その大会の成績によって、最後の大会に出場できるか出来ないかが決まる。
ケロールはもちろん出ることが出来る技術の持ち主なんだけど、この大会の最後の最後の種目で、肩を脱臼してしまった。 残念だけれども、彼は負傷退場となってしまった。
僕はと言えばなんとかそこそこの成績を収めることが出来、最後の大会には団体戦のメンバーとして出場を決めた。 うろ覚えなところもあるが、2年から3年間続けて団体戦出場となった。 3年の時は個人戦も出場できたが、今回はそれは叶わず。
で。 テンノーはこの大会で思ったような成績を出すことが出来ず、最終戦の出場の希望は絶たれてしまった。 普段は、ひょうひょうとして穏やかな彼が、珍しく、感情を表に出した。

大会終了の飲み会の時だ。 僕の前にテンノーが座っていた。 その大会で、チーム自体は優勝をしてその余韻に浸っていた。 みんな笑顔で優勝を共有し、4年生だった僕らは後輩から促され、優勝カップに注いだ酒をまわし飲みしていた。
テンノーは。 普段酒を好み、くだらないだじゃれと人の良さそうな笑顔で酒を飲む彼は、その優勝カップを退けた。 飲まない。って、意思表示で。 視線を伏せてその場にいづらそうにしているテンノーをみて、酒に弱い僕は彼の分まで飲まないといけない、と思って無理をして飲んで酔った。 ふと。 背中の方に座っていたケロールと視線があった時に、一つの想いを共有していた。


そんな話を、20年以上経った今テンノーに話した。 
お前、あのときこうだったよな
って。
え、そんなことあったっけ??
テンノーは覚えていなかった。 僕とケロールで、こうだったんだよと、彼にない記憶の話をした。
そんなことも、今では当たり前に笑顔で話せる。 苦い話じゃなくて、僕らがまだ青かった頃の、それでも一生懸命で必死だった時の話。

そんな話を肴に、ついついまた酒に手を伸ばしていく。 そんな夜が更けていった・・・


◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ 

 つけてみました。 
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