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親父のこと 2013年4月2日

ブリューゲル ブリューゲル ブリューゲル


昨日のこと。 お袋からの着信に気付き、駅からの帰り道、お袋に電話をかける。

黄疸の原因なのかな、胆汁を体外に出すための管をつけているらしいが、それを体内に収めたそうだ。 出しっぱなしよりも動きが取れ、都度、溜まったものは取り出すらしい。 退院に向けての話かな。

検査をして、その結果を親父に伝えるらしく、「明日(4/3)の18時に病院に行くよ」とのことだった。
医者と相談をしたり、いろいろと考えたりした中で、親父に告知することを決めたようだ。 それを、僕に伝えるための電話だったようだ。
なんとなく誤解もあったようで、僕と兄貴の間では告知しないほうがいいだろう、ということになっていたと理解していたらしい。

ずるいんだけど。
お袋に言った。
黙ってて一番苦しいのはお袋だし、伝えて苦しむのもお袋だと思うし、だから、お袋が考えて一番楽になるほうがいいと思うよ。 実際に、親父と毎日向き合うのはお袋だし。 これから治療をするにしろしないにしろ、体調は明らかに悪くなっていて、「何の治療をしているのか」も分からないような状況で治療を受けさせることができるのか、とかいろんなことを考えたら、俺は告知したほうがいいと思う。と。

ずるいんだけど、僕は東京にいてたまに帰省するだけで、毎日一緒にいるのはお袋だし、親父と一番関係が深いのもお袋だ。 そのお袋が一番苦しまないやり方のほうがいいんだろう。 本当のことを言うのがしんどいならば嘘をつけばいいし、嘘をつきとおせないのなら、たとえば医者の口を借りて告知することもできるはずだし。

私もね、ようやく、なんとか受け止めることができてきた
と、お袋が言った。
最初に聞いた時からかなり経っているが、お袋はまだ受け止め始めた段階なんだな、って改めて思い知った。 あぁ、この人の受け取り方はやっぱり僕らとは全く違う次元なんだな、って。



今日の18時。 おそらく親父は医者から告知されるんだろう。
病気の状況はよくなく1年という時間よりももっともっと短い話をされるのかもしれない。
九大病院で告知をしてから、北九州の家まで帰る間のお袋のことを考えると、胸が痛む。

人の命が終わることは当たり前で、それなりに覚悟もしていたことだけれども
こうやって、なんとなく終末点へ向けて進んでいくような終わり方とは想像もしていなかった。
それが辛くて苦しい。

でも、僕の何倍も苦しんでいるお袋のことをいたわらないといけない。 
告知されて生まれる恐怖に向かう親父のことをいたわらないといけない。

今日の18時が、また一つの区切りになる。



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