FC2ブログ

円空

ブリューゲル ブリューゲル ブリューゲル


上野で開催されている円空展に行ってきた。

円空は好きで、ちょっと前には実際に円空仏めぐりに岐阜のほうを回ったくらいだ。


会場は東京国立博物館だが、平成館ではなく別の場所での展示。その時点ですでに規模感が推し量られる。
いざ会場に着くと、本館の一角、一部屋が展示会場のようだ。

会場に入るといきなり迎えてくれる、円空独特の仏像。
とことんまで掘りこまれたものはほとんどなく、もともとの樹の形を活かし、断ち割った樹の断面を活かして、あっさりと彫りこんだものばかりだ。 極端にデフォルメされたものも多いが、そうでありながらどれもに味がある。
「仏像」というと宗教色を強く意識させるが、この人の彫刻はそういったものとは遠く、にこやかで朗らかな風情のものが多い。 形は仏像でありながら、その中身はもっと人間的、生活臭がするような感じだ。



円空 柿本人麻呂


そんな中でとても気に入った彫刻。 柿本人麻呂を彫ったらしい。 歌仙なのかもしれないが、神様や仏様ではないので仏像とは言えない。
柔らかい表情、リラックスした体躯、動きのある落ち着いた姿勢。 ノミ跡がこれほど明らかになっているにもかかわらず、木造であるにもかかわらず、その衣装の感じなどには布の柔らかさと軽さを感じさせる。 画像ではわかりづらいけれども、烏帽子がすっと前のほうまで伸びていて、その立体感が全体の印象に大きな動きを与えている。
円空はどちらかというと前後方向には平面感の強いものが多いって印象だったが、この彫刻はちょっと違った印象。 とてもよかったので、絵葉書を2枚も買ってしまった…誰かに手紙でも書こうかな♪


帰り道。
桜の時期の上野公園で、ちょっとだけ幸せを増しながら歩くことができた。


◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ 

 つけてみました。 
ポチっとクリックしてください

0 Comments

Leave a comment