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仏録・岐阜編 は

ブリューゲル ブリューゲル ブリューゲル


いろんな経験したから、ついつい長くなっちゃうな。


次に行ったのは保井戸公民館。

こういうのが醍醐味なのかもしれない。
次の目的地は・・・寺や資料館ではなくて、公民館。 そこには5体の円空仏がいるという情報が。
下呂の駅からタクシーで10~15分と聞く。 勿論、歩いていける距離ではないので何の迷いも無くタクシーに乗り込む。 飛騨川沿いにタクシーは走っていくが・・・やがて集落を抜けても一向にスピードは落ちない。 次の集落も通過。 次も、次もと・・・あっという間にメーターが3,000円を超えていく。

 …タクシー拾えそうな所でもないし…待っててもらうとその分料金が加算されて…帰りの料金合わせると…え?!? もしかして10,000円コース? 

暑さのせいばかりではない汗をかきながら、やがて目的地へ。 わかりづらい場所だったが、道沿いに手を振っている人がいる。
・・・タクシーで行くって伝えておいたから、わざわざわかるように出迎えてくれていたんだ・・・なんか、すごい。 単純に「観たい」という気持ちから向かっただけなのに、わざわざこんなことまでしてくれるとは・・・

さっき扉を開けたばかりの空気が漂うその公民館の正面に、仏壇というか小さな棚があって、そこに円空仏は並んでいた。

保井戸

写真奥(左)から、神像、薬師如来、月光菩薩、日光菩薩、宇賀神。

地元の当番の方2名が対応をしてくれる。 勿論、仏像に詳しいわけじゃなく「近くに住んでいて、たまたま今回当番だったから」。 温泉寺のときのように詳しい解説をしてもらえるわけじゃなく、ただ、地元なりの話を聞かせてくれる。

 薬師さんなんかはね、私ら小さい頃は紐をつけてズリズリ引きずりまわしてたもんだから・・・段々と削れて丸くなってきたんだよね

うん、確かに鉈痕の荒々しい部分はかなり落ちていて、全体に丸い。 軽く研磨したかのようだ。
もともとは棚の奥にあったものを前面に出して並べてくれる。
先ほどの経験もあり、何も言わずにずうずうしくも持たせていただく。
やっぱり軽い。 不思議だな。 目をつぶって持つと「木だ」で終わるんだろうが、仏像として持つと微妙に重みが増す感じ。 

こんな集会所みたいなところにあって、この5体の円空仏はいつもにぎやかに人の側にいるんだな。 お寺や美術館にあって大事に丁寧に扱われて、遠くからありがたく拝まれるのもいいのだろうが、近く、身近に感じてもらえ
今な場所で祀られていることも、仏様冥利に尽きるのかもしれない。

 すぐそこのね、うちの上に観音堂があって、そこも観るといい。


そろそろ暇を、と思っていた矢先に一人の人が提案してくれる。 ・・・ありがたいんだけどタクシー料金が・・・駅までおじさんが乗せてくれないかな・・・くれないか。
まぁせっかくここまで来たと思い、そちらも見せていただくように車で移動。 500m程度のところに小さな観音堂が。

このあたりにも、四国八十八箇所や西国三十三箇所のような、三十三箇所の巡礼ルートがあるらしく、このお堂の中にはその各所の観音様(のミニチュア)が祀られている。 おそらくは鋳造の、一つ10cmにも満たないくらいの大きさの像が、あれこれで60体くらい。 そんなに小さいサイズでも千手だったり水月っぽいのだったり、幾つかの姿の違いが見える。
うん、これもこれでいいな。 こうやって一つのところにまとめることで、三十三箇所全部回れなくても全部回ってきたのと同じ御利益を得ることができるという・・・ちょっとした手抜きも認めてしまう寛大さ♪





寄り道はほどほどに、今度は温泉合掌村。 ようやくタクシーから解放される。 メーターはきっかり10,000円。 「遠距離割引がありますから」と運転手が言う。 おぉ、なんだそんな物言わなきゃわからないのに、いいぞこの正直者!!と思って期待していると、お釣りは100円。 ・・・まぁ・・・100円でも割引は割引ね。 ・・・缶ジュース代にもならないけどね・・・



ここはテーマパークっぽく、幾つかの藁葺屋根の民家が移築されていて、和紙の紙漉き体験や陶器の絵付け体験、食事処やお土産屋があり、その中の一つ、大きな民家の2階部分が円空仏の展示スペースになっている。 ちなみに1階は喫茶。


小さなガラスケースの中に収められ、ライトに照らされ、円空仏たちはいた。 うん、ある意味ではこれが見慣れた景色だ。 ここでは背面からも見ることが出来るので、その分は他の一般的な展示よりも見ごたえがある。

合掌村 一体 合掌村 三猿 実は足元が三猿。


あまりの暑さに、今年の初氷。 
氷 酒粕

「氷酒粕」。 意外と旨い。



目的が仏像に偏っているせいか、何とか体験だとかかんとか屋だとかには興味なく、そのままスルー。 やがて夕刻に近づいて来ていたので、折角と思い予約した下呂の温泉宿に向かう。

下呂温泉という名前のインパクトとは対照的に、風呂は普通の温泉じゃないかと、感動が薄い。 濁っていたりやたら硫黄臭かったり・・・名前同様のインパクトが湯にも欲しいと思うのは僕だけだろうか?
そんなこんなで下呂の夜は更ける・・・





※ 合掌村の近くの飯屋で「ケイチャン」という、地元名物料理を食べる。 鶏肉を小さな鉄板で焼くんだが、一味がかかっていて、辛い。 それ以上にお店の人の雰囲気が激辛だった。



まだ続く…


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 つけてみました。 
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