星空の記憶 その壱
子供の頃、九州の実家にいるときに、夜空を見ることが好きだったから、
よく星空を見上げていた。高校生の頃。 兄貴の運転でドライブに出かけたいた。 家から30分も走らないうちに海に出る。 海岸線もあり、断崖もありの北九州の海だ。
そのときはちょうどいとこの子が遊びにきていて、一緒に近くの海に出かけた。 灯台のある場所があり、そこまで行ってみることにした。 車を駐車場に止めて、そこから少し歩くと灯台のある場所だ。 そして、灯台から離れてもう少しだけ歩く。
灯台の光から少しだけ開放された場所で、夜空が開けた。 深い紺色のように、暗い暗い夜空を背にして、無数の星が見えた。 そして、その夜は流星の降る夜だった。 僕はそのことを知らなかったし、兄貴も知っていたのかわからない。 でも、その夜は夜空いっぱいに星が光り、その星を背景に上下に、左右に、自由自在に星が舞っていた。 音もなく、前触れもなく、いきなり現れては消えていく流星をしばらく言葉もなく見上げていた。
よく星空を見上げていた。高校生の頃。 兄貴の運転でドライブに出かけたいた。 家から30分も走らないうちに海に出る。 海岸線もあり、断崖もありの北九州の海だ。
そのときはちょうどいとこの子が遊びにきていて、一緒に近くの海に出かけた。 灯台のある場所があり、そこまで行ってみることにした。 車を駐車場に止めて、そこから少し歩くと灯台のある場所だ。 そして、灯台から離れてもう少しだけ歩く。
灯台の光から少しだけ開放された場所で、夜空が開けた。 深い紺色のように、暗い暗い夜空を背にして、無数の星が見えた。 そして、その夜は流星の降る夜だった。 僕はそのことを知らなかったし、兄貴も知っていたのかわからない。 でも、その夜は夜空いっぱいに星が光り、その星を背景に上下に、左右に、自由自在に星が舞っていた。 音もなく、前触れもなく、いきなり現れては消えていく流星をしばらく言葉もなく見上げていた。