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親分と飲んだ

会社の中で、本当に親分と思える人は一人しかいない。
で、既に退職してしまってはいるが、年に数回あってゴルフしたり飲んだり。
今回は飲みの方。


まぁ、いつものペースで飲んで。仕事の話をして。

今僕がやってる仕事はその親分が立ち上げた事業で、かなりの勢いで大成功した事業なんだけど、それから15年以上経ち、見る影もなく落ち込んで。でも、僕の仕事のモチベーションはそのブランドに対する愛着と、もう一度盛り上げたいという気持ちと、自分がたくさん美味しい目を見ることが出来た負い目と。僕が受けた分、他の人にもいい思いをさせてあげたい、そんな気持ちがエネルギーとなってる。

こないだ撲が作った商品はまぁ、評価されている。ぼちぼち売れてるし、周りの人も気に入って使ってくれているし、プロからも評価されているし、こないだは業界誌のライターの人からも「いままでにない」と言ってもらえたし。
でも、そんなことは本当に小さいことで、親分はこの業界の歴史を替えた。製造も、販売も、プロも、使用する人も。おそらく、この親分がいなかったら今のような状況ではなかったはず。仮に今のようになっていたとしても数年単位で進歩は遅れていたはず。そんな歴史を作って人の前では、僕のやってることは、小さい。


そんなことを思いながら、酒を交わす。今までよりも圧倒的に量の減った親分と、気の置けない仲間数人と、ビールを飲んでワインを飲んで。僕はいつものペースで酔って♪



やがてお酒が進んだ頃、いつもの話になる。

 まぁ、オサルさんももっとがんばるんだな。

 

 俺はねぇ、当時不安で仕方なかったんだけど、(当時一緒に組んでいた)キンちゃんと言ったんだよ。

 

 「俺たちってさぁ、一生懸命にやったよね? 過去さぁ、本当に一生懸命にやって全然駄目だったってことってあったか? 本当にがんばったんだから、大失敗は絶対ないよ。」

 ・・・


当時の様子を知っている僕はこの辺りになるとだいたい涙が出てくる。 本当に苦しく不安で、そういう時期、新人だった僕は何も考えずに右往左往していたけど、親分達はこうやって苦しんでたんだなって。

 だからさぁ、オサルさんもがんばれ。 大丈夫だよ。 やれぇ!

やがてお開きとなり、新橋駅で解散。


いつも思う。
今、僕はその親分と同じ内容の仕事をしている。「開拓」をした親分と「継続」をする僕と、立場が違うから悩みや苦しみは違う。でも、まぁ、こっちもそれなりに悩んだり苦しんだり。
その時に。
僕には一緒になって働いている、って思える仲間がいない。「俺たち」って言えるようなコンビを組んでいる相手がいない。組織の問題とか、仕方ないって思いながら、いつもそれが・・・ものすごく辛い。

そんな本音はいつもどこかに置いている。
甘えたがること自体、まだまだだよな、って思って。


いつもの話でいつもと同じところでいつもと同じように涙が出てくる自分も、なんだかすっかり歳を取った感じで笑えるし。
親分と飲む酒は、いつも美味しい。


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