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再始動の話

まだ気持ちが落ち着かない。

彼らに知り合ったのは・・・おそらく、2000年の9月9日。 本当に偶然の出会いだった。
僕が大好きなアーティストのライブに行ったとき、そのフロントアクトとして彼らがステージに出てきた。 そのアーティストは…まぁ、一部の熱狂的なファンに支えられていて…要は、その会場に来ている人にしてみれば、「前座(フロント)はいいから、早く本編に行こうぜ!」的な雰囲気満々。 勿論、正直僕もそんな一人。

そんななか、彼らは二人で出てきてギターを弾き始めた。

二人ともにダークなスーツ。 一人は帽子をかぶって、もう一人は少しくしゃくしゃな頭で。 彼らがギターを弾き始め、マイク越しに僕らに話しかけ、歌い始め・・・3曲くらいやったのかな。
楽しい。 見ていても、聞いていても楽しい。 なんだか、アコースティックギター2本だけ、ユニット二人の、二人ともにボーカルだけなんだけど・・・楽しくて仕方ない。
「こんなに楽しそうにギターを弾く人って、今まで見たことないなぁ」って思えるくらいに、彼らはアツく演奏してくれた。
そして、その日にCDを買って帰った。
それが出会いだ。

それから、彼らのライブに行くようになる。
もともと、僕が行くライブはほとんどが男の客で、女性客は少数派ってのが多いんだけど、彼らは圧倒的に女性に人気がある。 なんとなく居心地が・・・ちょっとそわそわしちゃう感じ。

ユニットで歌ったり、ソロで歌ったり、それぞれが組んでいるバンドで歌ったり、ユニットにバックバンドの編成で歌ったり。 それぞれがボーカルをして、二人のギターで音楽を作る。 そんなスタイルだ。



それが。 ある年の12月のライブのあと。
その日のライブも終わって、物販で彼らがいたから挨拶をして、「また次も来るから!」って言って…それがそ最後になった。
翌年の2月くらいだったかな、彼らのHPには解散の報告が載せられ、解散ライブもないまま。 自分の中で、心の中に大きな穴が開いてしまった。

彼らはそれぞれ別のバンドで活動を始めて、僕はそれぞれのライブに行くようなる。 でも、その心の穴はどうしても埋められない。
「あ、このときにあのユニットだったら・・・」「この曲はユニットの時の曲だよなぁ」とか。 いつまで経っても彼らのことは頭の中から離れなかった。


一人のライブをもうひとりが見に来ていたり、それぞれのイベントにもうひとつのバンドとして同じ日のステージに立ったり・・・一度二度、復活的に数曲をやってくれたりもしたけど・・・余計に心の穴を意識させられていた。



そんな二人が、今度再始動することになった。
彼らの中で、この数年の生活の変化や考え方の変化があって・・・そして、また新しい姿で僕たちの前に出てきてくれるはずだ。

再始動の話を聞いてから、心が落ち着かない。
たぶんライブで泣いちゃうんだろうな。 でも、たくさん涙が出てもいいかな、って思っちゃう。

彼らに会えて、彼らと一緒に歌って、同じ空気を、ファンの仲間とも一緒に過ごしたい。
彼らの再始動を心から楽しみたい。 これからもずっと応援していきたい。


さぁ。 あと一月。 早く会いたいな。 スージー。 ハルヤン。 
再開を、再会を、心から楽しみにしています。

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