ライブへ

こないだ。
小さなライブに行った。

会場は原宿のギャラリー。
とても小さなスペースだ。　おおよそ･･･12畳程度？
壁に、何人かのアーティストの作った作品が掛けられている。

ライブが始まる直前に会場に。
その場にいた人は全部で１０人くらい。　だが、ほとんどが関係者っぽく、客で来ているのはその時点では３人程度。

受付を済ませる。
　今日はどちらの人（がお目当て）ですか？
　あ。　･･･○○さんです。

･･･一瞬、名前忘れちゃった。　というより、前のバンドのときの名前で覚えていたから、ソロになったときにすんなりその名前が出てこなかった。

少しして彼が到着。
受付の人が「○○さん、お客さんです」って、俺のほうを示して紹介してくれる。
いやいや、ちょっとまって　こっちは今まで客席のほうからステージ眺めていたわけだから勿論彼の顔はわかるけど、向こうはわかるわけないんだから･･･

　あ。　どうも。
　あ。　･･･えと･･･●●の、おサルです。
彼とはネットのSNSでも何度かメールを交わしたことがあるので、そこの名前を名乗って自己紹介する。
　えぇ。　わかりますよ♪
　(本当かなぁ･･･？？？）

ライブに行った回数もそんなに多くはなく、でもその中で彼の声が好きで、楽しそうに歌うその姿がとても好きで。　そういうのに惹かれていた。
でも。　年齢とか関係なく、アーティストの人は遠いころにいるすごい人たちだと思って、なんとなく、自分で線を引いて緊張してしまう。
たどたどしくいくつか言葉を交わして･･･彼はステージの準備に。


そのスペースで、最初はギターアンプとかも使おうとしてたんだけど、結局は完全な生になった。　生ギター、生声、生ハープ。
距離にすると２～３m程度のところで歌っている。　そこから、彼の声が響いてくる。
生歌っていいな。　彼のささやきはどこまで小さく、彼が叫ぶと響くくらいに染みてくる。

もともと知ってる曲も少ないんだけど、結局この日はすべて知らない曲。　でも、歌っているときに聴いた歌詞が残る。
ちょっと感じが変わったかな。　今の状況を歌っている曲が多くて。　言葉が日常に近い。　

４０分程度歌ってくれたのかな？
彼のステージを見終えて帰ろうとすると、そのギャラリーのドアまで来て見送ってくれた。

ありがとう。
いいライブだった。
またいっしょに歌いたくなった。

◇◆　◇◆　◇◆　◇◆　◇◆　◇◆　◇◆　◇◆　

　つけてみました。　
ポチっとクリックしてください